デジタルハードコピー技術

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ハードコピー技術は最近のデジタル技術の利用により、その特性は著しく向上した。たとえば、カラーインクジェットプリンタからの出力を見ると、従来の銀塩写真と見まごう画質を即時に入手できるようになった。パソコンと”ディスプレイ”技術の発展により、文書作成プロセスの初期段階で変更要素の多いフェーズではディスプレイを用いて作業を行い、最終配布資料を紙の上に作る、という操作が近時定着してきた。
本書は「シリーズ 先端ディスプレイ技術」の一分冊として、20世紀掉尾のハードコピー技術の全貌を概括するとともに、”ディスプレイ”との関連がつかみやすいように配慮した。いずれもそれぞれの専門分野に豊富な経験をもち、現在第一線で活躍中の方々が理論と実践を結び付けて執筆し、特色ある技術図書に仕立て上げている。
第1章 デジタルハードコピー技術の概要
1.1 紙の利用
1.2 デジタル技術との邂逅
1.3 ハードコピー技術の分類
1.4 カラーハードコピー技術
1.5 マーキングとしてのハードコピー技術

第2章 ソフトコピーとハードコピー
2.1 光情報記録系のなかの画像再生または表示
2.2 各種の像の分類
2.3 ソフトコピーとハードコピーに対する心理的姿勢の違い
2.4 ソフトコピーとハードコピーの形成技術の違い
2.5 ハードコピーの高画質化の極限
2.6 ソフトとハードの中間的像の形成について

第3章 クロスメディアのカラーマッチング
3.1 メディア間の色再現の考え方
3.2 カラーマッチングの手法
3.3 クロスメディアの色域マッピング

第4章 等価中性濃度に基づいた色域変換およびその拡張
4.1 色域変換
4.2 等価中性濃度に基づいた方法
4.3 新しい方法

第5章 デジタルハーフトーニング技術
5.1 はじめに
5.2 視覚特性とデジタルハーフトーニング
5.3 代表的なデジタルハーフトーニング
5.4 デジタルハーフトーニングの画質評価
5.5 濃淡インクジェットプリンタのハーフトーニングとその評価方法
5.6 おわりに

第6章 サーマル記録
6.1 サーマル記録の基本原理
6.2 記録装置とプロセス
6.3 実用的なサーマル記録
6.4 サーマル記録の特徴
6.5 サーマル記録の応用

第7章 インクジェット記録
7.1 インクジェット記録方式
7.2 インクジェットヘッド
7.3 インクおよび記録メディア
7.4 インクジェットの画質処理技術
7.5 その他の画質向上技術
7.6 インクジェットプリンタの今後の展開

第8章 電子写真記録
8.1 はじめに
8.2 電子写真とプロセス概要
8.3 画質要件と電子写真プロセス
8.4 電子写真プロセス各論
8.5 その他の方法
8.6 今後の展望

第9章 デジタルペーパ
9.1 デジタルペーパのコンセプト
9.2 デジタルペーパの研究動向
9.3 デジタルペーパの将来

付録 文書交換に利用されるフォーマット

索引

コラム

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