政策情報論

書籍情報
ISBN978-4-320-09647-9
判型A5 
ページ数240ページ
発行年月2019年03月
本体価格2,200円
政策情報論 書影
政策情報論

 本書は,大学や学部を問わず,さまざまな専攻の大学生を対象に,社会や政策のことを学び,自分の興味関心をベースにした政策リサーチを考えることを狙いとした入門書である。幅広いテーマの入門的な内容の書物なので,これから大学へ進む高校生や大学院を考えている社会人の方,学生を指導している教員の方などにも手に取ってもらえるものと考えている。
 第1部(第1〜5章)は,大学での学び,グローバル化,情報化,オープンデータ,エビデンスベースドポリシー,さらにデザイン思考的なアプローチや,関連する教育研究事例を紹介している。総論的に,社会や政策のことを学び,自ら考えることを促す内容となっている。
 第2部前半(第6〜8章)は,政策科学の基礎と関連話題,後半(第9〜10章)は,政策リサーチの概要と研究計画書のケーススタディ,実際の研究論文を紹介している。長く積み上げられてきた政策科学のエッセンスを学び,政策リサーチを組み立てていくポイントを知り,自らリサーチ案の検討を促す内容となっている。

目次

第1部 総論

第1章 多様な学びと政策
1.1 勉強や学問と政策
1.2 大学での多様な学びと政策

第2章 グローバル化の潮流
2.1 国際比較から見る現代日本
2.2 グローバル化の経済的側面、政治的側面
2.3 世界へ行くこと

第3章 情報化の潮流
3.1 AIと雇用
3.2 情報化の影響
3.3 ネットワーク科学

第4章 政策と情報
4.1 政策とデータの関わり
4.2 政策とアクティブ・ラーニングの関わり

第5章 被害想定の情報と政策
5.1 被害想定とは何か
5.2 帰宅困難者問題のワークショップとデザイン
5.3 仮設住宅不足のデータ分析と事業提案


第2部 各論

第6章 政策科学の生成
6.1 政策志向の生成
6.2 政策科学とは何か

第7章 政策科学の基礎
7.1 公共政策をめぐる基礎的概念
7.2 公共政策の環境
7.3 政策科学のモデル
7.4 政策実施と政策評価

第8章 政策科学の展開
8.1 民主主義の政策科学
8.2 大衆社会論と情報社会論
8.3 政策情報論のイメージ

第9章 政策リサーチ案を作る
9.1 仮説探索・検証型の政策リサーチ
9.2 研究計画書を作る

第10章 政策リサーチの実例
10.1 東日本大震災による液状化被害への家計対応と行政支援
10.2 リサーチの橋渡し