数学史―数学5000年の歩み― 

書籍情報
ISBN978-4-320-11095-3
判型四六 
ページ数304ページ
発行年月2014年11月
本体価格2,000円
数学史 書影
数学史

 人類文明のエッセンスであり,最古の学問である数学の歴史を,人類文明史の流れの中で通観する。
 最近大きく変わってきている数学史を,可能な限り最新の情報によってまとめ,高校や大学の教室でも使えるように,学校数学に現れる分野についての歴史を「ルーツをたどる」というコラムにまとめ,また最新の数学史の情報を「コラム」にまとめる。
 最後のコラムでは,古典的な定理の見事な新証明をいくつかまとめて紹介する。

 オリエント数学からギリシア数学への移行の部分(本書第2章)は古代バビロニア数学史の専門家 室井和男によるものである。
 この中で,室井による粘土板「プリンプトン322」の完全解読の結果が,初めて本人の筆によって日本語で公刊される。
 最後に,数学5000年の歩みを通観する年表を載せる。

目次

序章 「数学」とは何か?
§0 「数学」という学問


第I部 古代・中世の数学
第1章 数学の黎明
§1 人類史の中の数学

第2章 古代オリエントの数学
§2 古代エジプトの数学
§3 古代バビロニアの数学
§4 初期のギリシア数学の影響

第3章 古代ギリシアの数学
§5 論証数学の形成
§6 アルキメデス登場

第4章 周辺諸文明の数学
§7 古代から中世にかけての数学
§8 古代インドの数学
§9 古代中国の数学
§10 アラビアの数学
§11 中世から近世への数学史概観


第II部 近代・現代の数学
第5章 デカルト革命と微分積分学の発展
§12 17世紀前半の数学史
§13 微分積分学誕生
§14 オイラーとその仲間たち
§15 西洋数学の中国への伝来と和算の発展

第6章 現代数学に向かって
§16 19世紀の数学
§17 20世紀数学の発展
§18 フィールズ賞受賞者に見る現代数学の概観
§19 「数学」とは何か?そしてこの先どこへ行くのか?

付録 数学史年表

問題と略解

あとがき 文献案内を兼ねて

索引