情報幾何学の基礎―情報の内的構造を捉える新たな地平― 

書籍情報
ISBN978-4-320-11451-7
判型A5 
ページ数232ページ
発売日2021年05月31日
価格2,970円(税込)
情報幾何学の基礎 書影
情報幾何学の基礎

新刊

微分幾何学を全く学んだことのない(大学理工系2年生以上の)初学者を対象にした入門書である。多様体の基本事項と情報幾何学の考え方を説明するとともに,双対平坦構造や確率分布空間の幾何構造について詳しく解説する。さらに応用として,統計物理学における視点,統計的推論の背後にある構造,量子情報理論との関わりなどを紹介する。

本書は2015年8月に(有)牧野書店から刊行されましたが,共立出版(株)が継承し発行するものです。

目次

第0章 準備
0.1 逆写像定理
0.2 双対空間
0.3 テンソル

第1章 Euclid平面の幾何
1.1 Euclid空間
1.2 座標系
1.3 接ベクトル
1.4 ベクトル場の微分

第2章 曲面から多様体へ
2.1 曲面
2.2 多様体
2.3 接ベクトル空間
2.4 ベクトル場
2.5 テンソル場

第3章 多様体のアファイン接続
3.1 ベクトル場の共変微分
3.2 アファイン接続
3.3 曲率
3.4 捩率
3.5 平坦な多様体とアファイン座標系
3.6 Riemann接続
3.7 部分多様体

第4章 双対アファイン接続の幾何
4.1 双対アファイン接続
4.2 双対平坦な多様体の幾何

第5章 確率分布空間の幾何構造
5.1 Chentsovの定理
5.2 Fisher計量とα-接続
5.3 指数型接続と混合型接続
5.4 Sn-1の双対微分幾何
5.5 自己平行部分多様体
5.6 双対葉層構造

第6章 統計物理学への応用
6.1 最大エントロピー原理
6.2 平均場近似

第7章 統計的推論への応用
7.1 統計的パラメータ推定
7.2 大偏差原理
7.3 統計的仮説検定
7.4 補足:Cramerの定理

第8章 量子状態空間の幾何構造
8.1 状態と測定
8.2 有限量子状態空間の双対構造
8.3 量子統計的パラメータ推定問題
8.4 補足:作用素単調関数

参考文献
事項索引
人名索引