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Cプログラミングの初歩

書籍情報
ISBN978-4-320-12158-4
判型B5 
ページ数148ページ
発行年月2006年04月
本体価格1,800円
Cプログラミングの初歩 書影
Cプログラミングの初歩

 筆者らがプログラミング教育を始めたころにはコンパイラなどの処理系は高価なものが多く,1台あたり数万円ですむボーランドのTurbo CやマイクロソフトのQuick Cが登場したころには,統合環境の便利さもあいまって実習に使うには,もうこれしかないと思ったりしたものでした。また,そのころはパソコンの処理能力も貧弱な割には高価であり,学生には所有することを気軽にお勧めできないような時代でした。
 しかしながら,現在の恵まれた環境はどうでしょうか。安価なパソコンでも必要十分以上な能力を持っています。さらにTurbo Cの後継であるBorland C++ Compilerや,Quick Cの血筋であるC#.NETが,コマンドラインコンパイラであるとはいえ,無償で利用できるようになったのです。さらにはコマンドラインコンパイラの使い難さを払拭し,統合環境といえる操作性を付加する安価なシェアウェア(さらに教育関係には作者がフリーで認証してくれる)も発表されています。この時代にプログラミングを学ぶ皆さんは,とても幸運ですし,羨ましくすら感じます。
 本書では,ほぼ無料でそろえることができるBorland C++ Compilerと,統合環境を構築するためのシェアウェアCPadを用いての実習環境を構築します。その環境を用いて,初めてC言語に触れる初学者のために,コンベンショナルなC言語文法のうちでも基礎的な部分のみを取り出して解説しています。C++やC#の文法は含みませんが,初めての人でもプログラミングが嫌いにならないように簡単なエッセンスを題材にしています。このため,文科系の学生や昨今流行のIT講習会のテキストとしても最適な教材になりえるものと思っています。
 教育関係でパソコンさえあれば,すべての環境を無償でそろえることが可能となります。ぜひとも,本書と,本書で紹介する環境を用いて,一人でも多くの諸君にプログラミングの楽しみを知っていただきたいと願っています。

目次

第1章 Borland Cの導入
1.1 C言語の歴史と特徴
1.2 Borland Cのインストール
1.3 C言語によるプログラム例とコメント文
1.4 入力と編集
1.5 コンパイルと実行
演習問題

第2章 基本プログラミングI
2.1 簡単なプログラムの入力と制御文字
2.2 数値と文字
2.3 変数の基本的型
2.4 演算子
2.5 scanf文
演習問題

第3章 基本プログラミングII
3.1 構造化プログラミング
3.2 基本制御構造
3.3 所定回数反復(for文)
3.4 条件分岐1(if else文)
3.5 条件分岐2(else if文)
3.6 前判定反復(while文)
3.7 後判定反復(do while文)
3.8 多岐分岐(switch case文)
3.9 無条件分岐(goto文)
演習問題

第4章 配列・ポインタ・アドレス
4.1 配列
4.2 アドレス演算子
4.3 ポインタ
演習問題

第5章 関数と構造体
5.1 関数
5.2 構造体
演習問題

第6章 プリプロセッサとファイル
6.1 プリプロセッサ
6.2 ファイル
演習問題

第7章 再帰関数
7.1 再帰
7.2 ハノイの塔
演習問題

第8章 サンプルプログラム
8.1 簡単なプログラムと文法のおさらい
8.2 最大公約数と順位付け
8.3 素数と素因数分解
8.4 関数
8.5 再帰によるプログラム
8.6 探索・整列(サーチ・ソート)
8.7 乱数を用いて円周率を求める(モンテカルロ法)
8.8 ポインタ
8.9 数式処理

付録 標準関数一覧
1 コンソール入出力関数
2 入出力関数
3 数学関数
4 文字列処理
5 文字処理
6 時間処理
7 一般ユーティリティ関数