理論物理に潜む部分多様体幾何―一般相対性理論・ゲージ理論との関わり―
- ISBN:978-4-320-11440-1
- 判型/ページ数:A5 / 438ページ
- 発売予定:2021年03月10日
- 価格:6,270円(税込)
本書は,理論物理学における一般相対性理論・ゲージ理論・超弦理論と密接に関わる,部分多様体幾何学や各種の部分多様体のモデルを与えるリー群作用の軌道幾何学を扱う,貴重な解説書である。 擬ユークリッド・・・
本書は,理論物理学における一般相対性理論・ゲージ理論・超弦理論と密接に関わる,部分多様体幾何学や各種の部分多様体のモデルを与えるリー群作用の軌道幾何学を扱う,貴重な解説書である。 擬ユークリッド・・・
従来の幾何学では,「点集合」を要素とした幾何学的な理論・手法の開発をしてきたといえる。そこに空間的な概念を据え,関数・ベクトル場・微分形式といった対象物を定義することで,多様体論の基礎概念が支えられ・・・
図学は図法幾何学とも呼ばれ,「ものづくり」に必要な技術として古くは理工系の教養科目として幅広い分野に提供されていたが,近年では工学部の建築系,機械系,情報系などを中心とした分野への提供となっている。・・・
「数楽工作俱楽部」とは,工作を通じて体験的に数学を学ぶことを目的として,筆者を中心として行われてきた課外活動である。本書ではその活動をベースに,多面体をモチーフにした造形を題材にして,「美しい造形に・・・
ベクトル解析は,電磁気学,連続体の力学などへ応用するために物理学や工学において重要である。それだけでなく,偏微分方程式の理論,微分幾何学,ポテンシャル論などの数学のほかの分野への橋渡しもしている。 ・・・
素朴な疑問「動く曲線を数値計算するにはどうすればよいのか」に回答できる数少ない和書である。動く曲線,すなわち時間とともに変形し,移動する平面曲線は,例えば,流体現象,燃焼現象,結晶成長や転位などのさま・・・
平面を2つの領域に分ける曲線や,空間を2つの領域に分ける曲面は界面とよばれる。例えば,水と油のように,2つの領域に別々の物質があるとき,それらの物質を分ける境界面という意味合いで界面という言葉が用い・・・
本書は,「オイラー・ゲッター」という,幾何学,とくにトポロジー(位相幾何学)のアイデアをいくつか取り入れたゲームの作者でもある数学者による,特徴的な書籍である。ゲームという切り口から大学の数学科で勉・・・
本書は,計算代数統計を初めて学ぶ読者のための入門書である。 計算代数統計とは,代数学の理論を利用して統計学の諸問題に取り組む,比較的新しい研究分野をいう。統計学の諸概念を代数的にとらえ,必要なら・・・
「初等的」とは何か. 本書は20世紀における数学の爆発的な発展を踏まえた明示的な初等数学論である。基本要素として8項目(算術,計算,代数,幾何,微積分,組合せ,確率,論理学)を挙げ,それらの相貌・・・