確率変数の収束と大数の完全法則―少しマニアックな確率論入門―
- ISBN:978-4-320-11350-3
- 判型/ページ数:A5 / 186ページ
- 発行年月:2019年02月
- 価格:3,190円(税込)
確率論において,「偏差のランダムな正負の打ち消し合い」という大数の法則,中でも大数の弱法則,強法則はよく知られた定理であるが,大数の完全法則は強法則の特別な場合についてやや強い結論を導く定理であり,・・・
確率論において,「偏差のランダムな正負の打ち消し合い」という大数の法則,中でも大数の弱法則,強法則はよく知られた定理であるが,大数の完全法則は強法則の特別な場合についてやや強い結論を導く定理であり,・・・
「私の個人的書庫に必ず加わるであろう,素晴らしい本である」―― ポール・ナーイン "A great book, one that I will certainly add to my persona・・・
「初等的」とは何か. 本書は20世紀における数学の爆発的な発展を踏まえた明示的な初等数学論である。基本要素として8項目(算術,計算,代数,幾何,微積分,組合せ,確率,論理学)を挙げ,それらの相貌・・・
ランダムウォークは,一見不規則ではあるが,次の位置が確率的に,なおかつランダムに決定される運動である。その理論は今やよく知られており,また物理学,化学,経済学,生物学を始め,多くの分野において有益な・・・
本書は、有限マルコフ連鎖の基本理論と、確率的アルゴリズムに関する内容を扱う入門的な書籍である。 近代確率論の主領域の1つであるマルコフ連鎖(マルコフ理論)は、一種の無記憶性をもった確率過程のこと・・・
確率微分方程式は,1942年に伊藤清により創始され,拡散過程の構成,偏微分方程式理論への応用,微分幾何学への応用,数理物理学への応用など様々な分野で広く利用されている。 さらに,20世紀終盤には数・・・
油断大敵! ニュートンも瞠目したであろう珠玉の確率問題! 確率は,その美しさ,有益さ,面白さなどから,まさに誰をも魅了してやまないものである。その問題は,誰でも問題を理解できる易しさとともに,エ・・・
最近,ビッグデータ,オープンデータという言葉に象徴されるように,統計学に対する知識がますます必要とされるようになってきています。本書は,主に文系の大学1年生を対象として,基礎の部分をわかりやすく解説・・・
本書は,コルモゴロフにより始められた,測度論を基にした確率論を扱う。まず,確率空間の定義から始め,確率変数,確率変数系の独立性,期待値,そして確率変数列の収束といった,確率論の基礎概念を見ていく。次に・・・
Mark M. Meerschaert氏の著した『Mathematical Modeling (Fourth Edition)』の全訳である。本書では,「ファイブ・ステップ法(five-step me・・・