- 基本法則から読み解く物理学最前線 【21】巻
原子核から読み解く超新星爆発の世界
- ISBN:978-4-320-03541-6
- 判型/ページ数:A5 / 218ページ
- 発行年月:2018年10月
- 本体価格:2,200円
超新星とは,ある日夜空に明るい天体が現れて,やがて暗くなってしまう,華々しい天体現象である。この現象は,太陽よりもずっと重い星の一生の終わりに起こる大爆発であり,宇宙ではこうした超新星爆発が頻繁に起・・・
超新星とは,ある日夜空に明るい天体が現れて,やがて暗くなってしまう,華々しい天体現象である。この現象は,太陽よりもずっと重い星の一生の終わりに起こる大爆発であり,宇宙ではこうした超新星爆発が頻繁に起・・・
2015年9月14日,米国の重力波観測装置 Advanced LIGO の研究チームが,史上初めて重力波の直接検出に成功した。一般相対性理論の提唱から100年,アインシュタインの最後の宿題といわれた・・・
加速した粒子を用いた散乱実験は,肉眼では決して捉えることができない世界を“見る”基本的な手段である。実験で測定される散乱断面積は,極微の世界の映像ともいえる。本書は,この映像を読み解くために必要な量・・・
本書は,中間子-原子核束縛系を舞台にした,ハドロン多体系の構造や生成反応と強い相互作用に関する研究の入門書である。読者としては,量子力学の基礎を修得済みの物理学を学ぶ大学学部4年生・大学院修士課程1・・・
ハドロンは,陽子や中性子,中間子などの強い相互作用をする粒子の総称である。ハドロンはより基本的なクォークとグルーオンからできている複合粒子であり,素粒子ではない。通常は,その構成要素であるクォークや・・・
「ミュオンを通して世界が見える」 本書は,物質世界を探索する手法の1つであるミュオンスピン回転法(μSR)を初学者にわかりやすく紹介することを目的として執筆しました。μSRは核磁気共鳴や電子スピ・・・
本書は,最先端のニュートリノ研究の解説書で,初学者にも順を追っていけばニュートリノ研究の最前線が無理なく学べるようになっている。 ニュートリノを研究することは素粒子物理学における最も重要なテーマ・・・
2012年7月ヒッグス粒子が発見され,翌年ノーベル物理学賞のスピード受賞となった。この発見にも,八千名近い世界中の研究者が集まり,総工費5000億円をかけて,1つの粒子を探し求めた結果である。なぜこ・・・
我々自身や,我々をとりまく物質は,どうやって生まれてきたのであろうか。 この疑問を解く1つの鍵が原子核であり,その中でも最近とりわけ注目されているのが本書のテーマ「不安定核」である。 不安定核とは,・・・