感染現象―その理解の深化から疾患制御への展望―
- ISBN:978-4-320-05698-5
- 判型/ページ数:A4変型 / 244ページ
- 発行年月:2010年01月
- 価格:4,290円(税込)
近年,トリインフルエンザやSARSなどの感染症に対する関心が高まっており,これら感染症をいかに制御するかが注目されている。感染症を制御するには,病原体がどのように宿主に侵入・感染し,宿主がそれをどのよ・・・
近年,トリインフルエンザやSARSなどの感染症に対する関心が高まっており,これら感染症をいかに制御するかが注目されている。感染症を制御するには,病原体がどのように宿主に侵入・感染し,宿主がそれをどのよ・・・
これまで免疫学研究において蓄積された免疫担当細胞や分子に関する膨大な研究成果の基盤に立って,高次複雑系である免疫システムが生体内でどのように情報を交換し,いかに統合され統御されているのかを解説。 (・・・
免疫学は生命の基本現象のなぞ解きに最も貢献した学問の一つである。生体防御としての免疫系には獲得免疫系と自然免疫系が存在することが明らかにされたが、これまでの免疫系の理解は、いわゆる獲得免疫系の理解であ・・・
免疫系は,ほとんどすべての医学の専門領域で何らかの役割を演じている。また,数多くの専門分野が免疫学の成果に由来する試薬や手法を活用している。この第8版では,免疫学の分野が近年大きく発展したことを考慮し・・・
トリ肉腫ウイルスのがん遺伝子V-srcに相同な遺伝子がヒトをはじめとする脊椎動物の細胞染色体上に見いだされてからちょうど20年が経過した。この間に30種類あまりのウイルスがん遺伝子と,それに相当する・・・
ステロイドホルモンについて,合成・生理作用・作用発現機構を三位一体でまとめ将来も展望。
癌細胞を一般の細胞に分化させ,アポトーシス(プログラム細胞死)のメカニズムでその細胞を殺すという“分化誘導療法”を,基礎,臨床の両面から解説する。
がんウイルスの一例としてヒトの扁桃腺に常住するアデノウイルスを,そして抗ウイルス・抗腫瘍作用をもつ化合物ダマバリシンを取り上げ,それらの研究成果とがんウイルス征服への可能性を私小説的に興味深く紹介。
癌の成因や本質,治療方法,抗癌剤および抗癌剤耐性などについて最近の話題を交えながら概観し,癌細胞だけを特異的に攻撃し制圧する。副作用のない真の意味での「制癌剤」への道を展望。
バイオテクノロジーを駆使した開発が関心を集めつつあるワクチンの歴史・現況・将来を平易に展望。