- 森林科学シリーズ 全13巻 【2】巻
森のつくられかた―移りゆく人間と自然のハイブリッド―
- ISBN:978-4-320-05818-7
- 判型/ページ数:A5 / 258ページ
- 発売予定:2021年02月10日
- 本体価格:3,300円
森林と人間の関わりは深く,森林は人間による改変を最も受け続けた自然といえる。産業革命以来影響力を強めてきた人間による自然の征服と改変は,グレート・アクセラレーションと呼ばれる1950年代以降,地球全体・・・
森林と人間の関わりは深く,森林は人間による改変を最も受け続けた自然といえる。産業革命以来影響力を強めてきた人間による自然の征服と改変は,グレート・アクセラレーションと呼ばれる1950年代以降,地球全体・・・
本書は,野生生物の分布や個体数,種の多様性の統計推測について解説した教科書である。野生生物の分布や個体数,種の多様性を定量的に把握することは難しい。野外調査では生息する種を常に観測できるとは限らず,「・・・
森の中で普段目に見えない地下部の世界では,樹木が「根」を土壌に張り巡らすことで,生態系を作りだし,森を支えている。樹木の根は,太い根で体を支え,隣り合う樹木の根でネットワークを作ることにより,表層崩・・・
現在記録されている約100万種の昆虫のうちの多くの種が,森林に依存している。森林と我々人間の生活がかかわりを持つように,森林に生息する昆虫に対しても,人間の活動は,程度の強弱はあるものの,直接的あるい・・・
多年生植物である樹木は芽生えた場所で長期間にわたって環境を利用しながら成長し,そのうち周辺環境をも変える巨大な構造物になる。これらの特徴を草本植物と対比するため,本書では木本植物と呼ぶ。木本植物は植・・・
社会は皆の協力があってはじめて成立する。人間は人間特有の能力をもとにして,組織やルール,制度を作り,個人間での協力関係を超えた協力を行い,他の動物とは異なる社会を形成してきた。そして,このような社会を・・・
21世紀に入り,温暖化の進行に代表される地球環境の劣悪化がもはや疑いようのない真実と認識されるにしたがい,森林の適正な保全・管理や森林資源の効率的な利活用への「期待」はそれらを確実に実行する「義務」・・・
本書は,生態学的ニッチに基づく生息適地モデルの構築,評価および予測に関して,鍵となるプロセスを解説している。これらは,種分布や生物多様性の将来的パターンを理解あるいは予測するために必要かつ基本的な手順・・・
自然や生きものを愛する人が知っておくべき環境学について,生態学を専門とする筆者が軽快な文章で説明する。生態学と環境学の違いに触れ,さまざまな環境問題の例を取り上げながら,環境問題を考えるうえで欠かせな・・・
土壌にはきわめて広範囲の分類群にわたる生物が狭い範囲に生息しており,植物と密接な相互作用を行っている。そのすべての生物間相互作用を明らかにするのは困難であるが,研究の重要度は高まっている。なぜなら,・・・