細胞周期フロンティア
- ISBN:978-4-320-05710-4
- 判型/ページ数:A4変型 / 268ページ
- 発行年月:2010年11月
- 本体価格:4,500円
細胞は,遺伝情報を担うDNAを正確に複製・分配することを周期的にくり返すことにより,その数を増やす。この周期が細胞周期であり,生命現象の基本システムのひとつである。細胞周期は発生において重要な役割をは・・・
細胞は,遺伝情報を担うDNAを正確に複製・分配することを周期的にくり返すことにより,その数を増やす。この周期が細胞周期であり,生命現象の基本システムのひとつである。細胞周期は発生において重要な役割をは・・・
植物の生長を制御する分子として植物ホルモンは重要であり,遺伝子発現を調節して細胞分裂や細胞の伸長・分化,細胞応答を制御している。これまで植物ホルモンの生理機能についてはわかっていたが,最近,植物ホルモ・・・
生物では,細胞骨格や接着装置がダイナミックに制御されることによって,細胞形態変化,運動,極性などの高次細胞機能がコントロールされている。近年の技術革新を基に,細胞骨格と接着の研究は,この十年あまりのあ・・・
生物は生殖細胞の形成,受精,発生,複製といった営みを繰り返して存続し,進化し続けてきた。生物は多様な種,それぞれに固有の形態,あるいは自己修復能をどのように獲得してきたのであろうか。長い間,生物の生殖・・・
細胞はある周期をもって分裂,増殖し,特定の機能を持つ細胞へと分化していく。そして,それぞれの細胞に決まった寿命がくると死滅していく。この過程はその細胞自身にプログラムされたスケジュールで進行するが,サ・・・
本書では組織構築の基礎を担っている細胞外マトリックスと細胞接着の基本的事項が平易に解説されている。 地球上に生命が誕生して以来,原始の海に生まれた生命は,当初の単細胞体制(原核生物)から現在の多・・・
本書は動物細胞を取り扱う分子生物学,細胞工学の研究にこれから携わろうとする学部高学年,大学院生を主な対象としている。上記学問の高度な内容と先端技術を理解するためには,少なくとも本書の内容を理解する必要・・・
生きものの体を構成している基本的な生命単位である細胞について,その生命現象,とくに細胞の形と運動の問題についてを説明。さまざまな話題を取り上げ,できるだけ具体的に興味深く話を進める。
細胞増殖必須因子であるポリアミンの生理作用に関する現在までの研究成果を幅広く平易に紹介。
細胞の活動とエネルギーの相関関係を理解するための入門書として,それぞれ適切な関連分野の基礎知識を導入しながら各課題の最新の内容を解説。