越境する認知科学 全13巻

編:日本認知科学会
編集委員:鈴木宏昭(編集代表)・植田一博・岡田浩之・岡部大介・小野哲雄・高木光太郎・田中章浩

これまでの研究領域や研究方法を越境して拡大・深化し続けている認知科学。
野心的、かつ緻密な論理に貫かれた研究によって、ここに知性の姿が明らかになる。

従来、「身体」は単に情報の入り口、認知の出口として捉えられてきた。しかしこの分野の展開により、身体は知性の重要なパートナーであることが明らかにされた。また「社会」、「環境」もそうだ。以前の認知科学は、個人の頭の中の働きを探る学問とされてきた。しかし、近年の研究は、社会と知性は二重らせんのように、よじれあいながら人を特徴づけていることを明らかにしてきた。そして「創造」、「創発」。あらかじめ決められたプログラムの実行としての認知ではなく、個と場との相互作用による創造、創発が認知の本質であることが示されつつある。
このような変化は、「越境」に支えられている。従来の研究領域、方法の境界を越え、他分野の研究者、そこでの知見との対話と協力が、認知科学を拡大、深化させてきた。具体的には、脳科学、哲学、ロボット科学、社会学、フィールドワークなどとの対話と協力である。


《続刊テーマ》
『なぜ壁のシミが顔に見えるのかーパレイドリアとアニマシーの認知心理学』(高橋康介 著)
『人間らしさを超える社会―HAIの未来:人工他者性による人間社会の拡張』(大澤博隆 著)
『協同が上手く働くとき』(清河幸子 著)
『顔を聞き,声を見る―多感覚コミュニケーション』(田中章浩 著)
『異なる視点の融合を創出する』(林 勇吾 著)

書名は変更される場合があります。

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