タンパク質のX線解析
- ISBN:978-4-320-05489-9
- 判型/ページ数:A5 / 134ページ
- 発行年月:1998年07月
- 本体価格:2,800円
「タンパク質結晶学」として新しい一歩を踏み出したタンパク質のX線解析に関する研究を紹介。
「タンパク質結晶学」として新しい一歩を踏み出したタンパク質のX線解析に関する研究を紹介。
化学者である著者がこだわりをもって“化学”を十分書き込んだ今までにない「水の書」。データベースをもとに作成したステレオ図は圧巻で,まさにかつて見たことのない“水の見える”本。
細胞質と核の間の蛋白質輸送の分子メカニズム解明を中心に,細胞内での生命維持のための様々な“対話”に耳を傾ける。
プリオン病は人畜共通の致死性の感染症で,人のヤコブ病,牛の狂牛病などが知られている。今,この危険な新しい課題へ基礎・臨床から追及。
べん毛モーターが発見されてから20年以上経過した。しかし回転原理が明らかにされていない。研究の歴史を表裏に織り込みながら,物語風に解説。
今まで実験しか知られなかった,蛋白質の活性部位を簡単な数学的手法で推定することができた。蛋白質をどう処理したか本書で紹介する。
1995年以前は正直なところ誰もがエイズは治る可能性のある病気だとは思っていなかった。しかし1996年を境にして,エイズの研究と治療は大転換の時期に入った。HIV(エイズの病原体)感染の仕組みが初めて・・・
血液製剤は安全か? 輸血に伴うウイルス肝炎に悩まされたあとにエイズが出現した。日本では血友病患者の約40%にHIV(エイズウイルス)感染を引き起こした。薬害訴訟問題に発展して,医師,官僚,製薬会社の責・・・
血管新生に関する最近の研究の発展は目覚しい。個体の分化や発生から疾病にいたるまで血管新生が深く関わっていることが明らかにされてきつつある。本書は血管新生を促進したりさせたり,阻害する仕組みについての基・・・
創薬とはいかなるものか,新薬開発の過程において研究者はどのようなことを考え,目的達成のためにどのような努力をするのかを詳述する。
この本は免疫学のテキストして書かれたものではなく,免疫学と分子生物学とを遺伝子というキーワードでつなぎとめて,分子生物学の言葉で理解しようとする試みである。