離散凸解析
- ISBN:978-4-320-01690-3
- 判型/ページ数:A5 / 318ページ
- 発行年月:2001年09月
- 本体価格:4,000円
離散凸解析は,連続変数に関する最適化において核となる凸解析と,離散変数に関する最適化(組合せ最適化)において重要な位置を占めるマトロイド理論の,両方の視点から最適化の世界を眺めようとする試みである。標・・・
離散凸解析は,連続変数に関する最適化において核となる凸解析と,離散変数に関する最適化(組合せ最適化)において重要な位置を占めるマトロイド理論の,両方の視点から最適化の世界を眺めようとする試みである。標・・・
積分方程式は、逆問題の研究とも関連して,進展著しい分野である。本書は,その理論と応用について,歴史的背景も踏まえ,初歩から懇切丁寧に解説している。特異積分方程式・Wiener-Hopf積分方程式・非線・・・
本書は,カッツ・ムーディ・リー代数およびその量子群の理論の基礎的な部分に関して完全にself-containedな解説を行うとともに,関連する様々な先端的話題についてもそのエッセンスを取り上げ説明を加・・・
グレブナー基底は,多項式環とそのイデアルについて具体的な計算が可能な手続を用意する強力な手段である。代数幾何学を専門とする立場からグレブナー基底についての基本定理を挙げれば,ブッフベルガーの判定法,・・・
ネヴァンリンナ理論の核心をなす第一主要定理・第二主要定理に統一された視点からのできるだけ自己完結した証明を与えるとともに,ネヴァンリンナ理論とディオファントス近似論の類似を紹介しヴォイタ予想を論ずる。
佐藤超函数論と無限階擬微分作用素論の本格的解説書である。本書の特色は二つある。第一は佐藤超函数論における基礎理論の展開にFBI変換を活用する点にある。佐藤超函数は通常,層係数の相対コホモロジーという代・・・
本書は,モーザーの戸田方程式研究を祖形とする直交多項式論に基づく可積分系の研究,とりわけ,可積分系のラックス表示,タウ関数解,さらには,可積分な離散化について統一的な視点から論じる。直交多項式は近似・・・
本書は代数方程式とガロア理論について基本的なことをまとめた入門書である。ただし,入門書とはいっても,体のガロア理論で必要とされる事柄はほとんど盛り込んだつもりである。初学者のために詳しい説明を心がけ・・・
本書は,数学の諸分野,および物理学,化学,生命科学など,大変多くの科学と本質的な結びつきが見られる結び目・絡み目の理論に関して,どのような研究においても基本的事項として知っていることが望ましい全般的な・・・
本書はウェーブレットを学ぶのは初めてという方のために書かれた入門書である。有限離散ウェーブレットから始めて,ウェーブレット,フレーム,ウェーブレット・フレーム,それらのマルチレート信号処理との関連,・・・
代数的微分方程式の解を研究するために加減乗除の他に微分演算をもつ微分体を用いる。本書では,数学科3年までに学ぶ標準的な群,環,体,ガロワ理論の知識を前提として,微分体の理論を基礎から厳密に解説する。こ・・・
本書は,数学,物理学,あるいは,それらの関連分野を学んだ人のための,具体的なテーマを題材にした数理物理学の教科書である。数理物理学のもっとも魅力的な問題ともいえる相転移と臨界現象を題材に,物理的なア・・・
代数的組合せ論とは,「群無しの群論」と標語的に述べられもするが,「組合せ論的対象の表現論の方向からの研究」,具体的には有限置換群の研究の発展として組合せ論として研究が進められてきた分野であり,また,・・・
本書は,主として正則ジーゲル保型形式に関するトピックスで,比較的基礎的と思われる保型形式論の内容の一部を,なるべく予備知識を仮定せずに定義から始めて詳しく解説していく特徴的な書である。 特に,テ・・・
○アノソフ流の力学系
松元重則 著
○極小曲面
宮岡礼子 著
○剛性
金井雅彦 著
○作用素環
荒木不二洋 著
○写像類群
森田茂之 著
○数理経済学
神谷和也 著
○制御と逆問題
山本昌宏 著
○特異点論における代数的手法
渡邊敬一・日高文夫 著
○粘性解
石井仁司 著
○ホッジ理論入門
斎藤政彦 著