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越境する認知科学 全13巻

編:日本認知科学会
編集委員:鈴木宏昭(編集代表)・植田一博・岡田浩之・岡部大介・小野哲雄・高木光太郎・田中章浩
これまでの研究領域や研究方法を越境して拡大・深化し続けている認知科学。
野心的,かつ緻密な論理に貫かれた研究によって,ここに知性の姿が明らかになる。


従来,「身体」は単に情報の入り口,認知の出口として捉えられてきた。しかしこの分野の展開により,身体は知性の重要なパートナーであることが明らかにされた。また「社会」,「環境」もそうだ。以前の認知科学は,個人の頭の中の働きを探る学問とされてきた。しかし,近年の研究は,社会と知性は二重らせんのように,よじれあいながら人を特徴づけていることを明らかにしてきた。そして「創造」,「創発」。あらかじめ決められたプログラムの実行としての認知ではなく,個と場との相互作用による創造,創発が認知の本質であることが示されつつある。
このような変化は,「越境」に支えられている。従来の研究領域,方法の境界を越え,他分野の研究者,そこでの知見との対話と協力が,認知科学を拡大,深化させてきた。具体的には,脳科学,哲学,ロボット科学,社会学,フィールドワークなどとの対話と協力である。

(シリーズ序文より)

創造するエキスパートたち―アーティストと創作ビジョン― 

  • ISBN:978-4-320-09466-6
  • 判型/ページ数:四六 / 224ページ
  • 発売日:2020年09月30日
  • 本体価格:3,400円

芸術の創作には,天才的な発想と優れた技術が必要なのか? 年を経ても芸術家の創造性が尽きることがないのはなぜなのか? 本書では,芸術家の創造プロセス,そして芸術家になっていくプロセスを見つめた心・・・

創造するエキスパートたち 書影
創造するエキスパートたち

脳のなかの自己と他者―身体性・社会性の認知脳科学と哲学― 

  • ISBN:978-4-320-09461-1
  • 判型/ページ数:四六 / 302ページ
  • 発行年月:2019年09月
  • 本体価格:3,400円

 本書の特徴は,「自己」と「他者」の脳内表現について,脳機能イメージング研究や脳損傷患者の症例,また心理実験のデータなど,最新の認知脳科学の知見を多数紹介している一方で,古くからの「自己」と「他者」に・・・

脳のなかの自己と他者 書影
脳のなかの自己と他者

創造性はどこからくるか―潜在処理,外的資源,身体性から考える― 

  • ISBN:978-4-320-09462-8
  • 判型/ページ数:四六 / 174ページ
  • 発行年月:2019年11月
  • 本体価格:2,600円

 「創造性」というと,優れた人間が発揮する才能と思われがちだ。しかし近年の認知科学研究は,創造性は個人の才能ではなく,他者との協同や外化など,偏在する外部資源との相互作用なくしては成り立たないことを明・・・

創造性はどこからくるか 書影
創造性はどこからくるか

信号、記号、そして言語へ―コミュニケーションが紡ぐ意味の体系― 

  • ISBN:978-4-320-09463-5
  • 判型/ページ数:四六 / 312ページ
  • 発行年月:2020年02月
  • 本体価格:3,400円

 私たちはコミュニケーションにおいて様々な情報を他者とやりとりする。たとえば身振りや声の大きさの変化は他者に興奮の度合いを伝達するであろうし,視線の移動や指さしは他者の注意をその時その場にある何かに向・・・

信号、記号、そして言語へ 書影
信号、記号、そして言語へ

大人につきあう子どもたち―子育てへの文化歴史的アプローチ― 

  • ISBN:978-4-320-09464-2
  • 判型/ページ数:四六 / 228ページ
  • 発行年月:2020年05月
  • 本体価格:3,200円

 本書は,大人が子どもを育てる家庭や保育園といった制度の枠内で展開される多様な子育て活動を取り上げ,その対象としての当の子どもがそうした活動にどのように参加しているのかという問いを検討する。  活動・・・

大人につきあう子どもたち 書影
大人につきあう子どもたち

心を知るための人工知能―認知科学としての記号創発ロボティクス― 

  • ISBN:978-4-320-09465-9
  • 判型/ページ数:四六 / 290ページ
  • 発行年月:2020年06月
  • 本体価格:3,400円

子どもが概念を形成し,言葉を覚えていくように ロボットが自ら学習し発達することができるのだろうか。 人工知能が人間の認知システムにおける学習と発達のダイナミクスをひも解く。  認知発達し言語・・・

心を知るための人工知能 書影
心を知るための人工知能

続刊テーマ

『よい判断・意思決定とは何か』(本田秀仁 著)

『意外とたいへんファンカルチャー―共愉と生成の認知科学』(岡部大介 著)

『人間らしさを超える社会―HAIの未来:人工他者性による人間社会の拡張』(大澤博隆 著)

『協同が上手く働くとき』(清河幸子 著)

『人はなぜ助け合うか―協力行動を支える仕組み』(高岸治人 著)

『なぜ壁のシミが顔に見えるのかーパレイドリアとアニマシーの認知心理学』(高橋康介 著)

『顔を聞き,声を見る―多感覚コミュニケーション』(田中章浩 著)

書名は変更される場合があります。