これからOSを勉強する人への道しるべとして,OSの生いたちから現在開発中のOSまでを展望し,OSの開発の中で起きる諸問題を含めて解説。
OSシリーズ
- オペレーティング・システム(OS)はメモリ管理やファイル管理などだけを担う時代から,ユーザ・インタフェースやネットワークへの対うを重視する時代に変わりつつある。これは,OSが単にハードとソフトの橋渡し役からより人間工学的・心理学的な要素を取り入れられたものとなり,ユーザ側に立った設計が行われるようになったからであろう。今後のOSには,より使いやすい,よりスピーディな,より多彩なオペレーションが求められ,また提供されていくだろう。
このような情勢にあって,われわれは大型OSからパソコンOSに至る各種OSの原理,特徴,技法を浮彫りすることによって,OSの現在の存在価値と問題点,将来への道程を探ることにした。したがって,本シリーズは,表面に出たオペレーションの話題だけでなく,個々のOSの開発のいきさつや依って成り立った精神・哲学を掘り起こし,その内部構造を克明に解き明かしてゆくことを目的としている。
*3巻,8巻,10巻発行中止
- OSシリーズ 【6】巻
MacintoshHyperCard付 増補版
- ISBN:978-4-320-02416-8
- 判型/ページ数:A5 / 248ページ
- 発行年月:1988年10月
- 本体価格:2,845円
文房具のような使いやすさを実現したコンピュータ,MacintoshのOS(ツールボックス)の背景にある優れた技術を,開発者の視点から詳しく解説。
- OSシリーズ 【7】巻
OS-9/68000
- ISBN:978-4-320-02401-4
- 判型/ページ数:A5 / 236ページ
- 発行年月:1989年01月
- 本体価格:2,670円
コンパクトでフレキシビリティに富んだOS/9について,図や具体的なプログラムを使って解説。