- アルゴリズム・サイエンスシリーズ 超入門編 【1】巻
アルゴリズム・サイエンス:入口からの超入門
- ISBN:978-4-320-12167-6
- 判型/ページ数:A5 / 244ページ
- 発行年月:2006年10月
- 価格:2,640円(税込)
本書は,アルゴリズム・サイエンス シリーズの第1巻として刊行されるもので,非常に重い責任を負っている。最初に「超入口」の執筆依頼を受けたときには,どのような内容にすべきか非常に悩んだが,第1巻の意図・・・
本書は,アルゴリズム・サイエンス シリーズの第1巻として刊行されるもので,非常に重い責任を負っている。最初に「超入口」の執筆依頼を受けたときには,どのような内容にすべきか非常に悩んだが,第1巻の意図・・・
『出口からの超入門』というタイトルを頂戴したときに,ちょっとした戸惑いのあとで,みごとなネーミングであり,かつよくできた企画だと思うに至った。あるテーマ(たとえば量子計算,じつは量子計算は筆者の研究・・・
相互結合された多数の計算機から構成される分散システム上で,ある問題を効率良く解決するための方法を記述したものが分散アルゴリズムであって,分散システムに属する各計算機上で動作する(通信命令を含む)逐次ア・・・
アルゴリズムの振舞いを乱数に依存させる乱択アルゴリズムが流用されており,単にアルゴリズムといえば,今日では乱択アルゴリズムを含んでいると考えるのが普通である。しかし,実用アルゴリズムの世界では,乱択ア・・・
未知の未来に関る決断や予測は人間生活では必須であり,最善と信じて行った行動が後で大きな後悔を生むという事は日常茶飯事である。オンラインアルゴリズムの理論は,このような未知の未来に影響する情報処理を的確・・・
計算量理論とは,計算にかかる手間(計算の複雑さ)をモデル計算機を用いて系統立てて研究する、理論計算機科学の一分野であり,Juris HartmanisとRichard Stearnsが1965年にアメ・・・
2019年度大川出版賞受賞! 簡潔データ構造とは,データをエントロピーの限界まで圧縮して保存しつつ,検索等の処理を行う際にはあたかも非圧縮のデータに対してアクセスしているように扱えるデータ構造で・・・
計算幾何学の研究が始まって,はや30年が過ぎようとしている。今では,計算機科学の理論に関するどの国際会議の投稿案内を見ても,計算幾何学が確固とした地位を築いていることは明白であるが,残念ながら,それ・・・
離散最適化問題は,現実世界で起こる様々な問題を抽象化した最適化問題で,機械学習も含めて多くの分野で注目されている。しかしながら,それらの問題では,高速に最適解を求めることができないことも多く,実際に・・・
バイオインフォマティクス(bioinformatics)は生命情報学などと訳されるが,その名のとおり生物学と情報学の学際領域の学問分野であり,DNA配列をはじめとするさまざまな生物学データの情報解析・・・
本書は,ペトリネットを含む状態遷移系の基礎を一通り説明した後,特に化学系・生物系をモデル化するための計算モデルとして,通常の微分方程式やマルチセット書き換え系に加えて,膜構造を持つ状態遷移系,様々な位・・・