高分子の分子量
- ISBN:978-4-320-04301-5
- 判型/ページ数:B6 / 122ページ
- 発行年月:1992年10月
- 本体価格:1,214円
高分子の基本的な特性をその分子量依存性に焦点を当てて概観すると共に,重合法と分子量の多分散性との関係及び平均分子量の決定法について述べることにより,高分子にとって分子量がいかに重要な物理量かを示した。
高分子の基本的な特性をその分子量依存性に焦点を当てて概観すると共に,重合法と分子量の多分散性との関係及び平均分子量の決定法について述べることにより,高分子にとって分子量がいかに重要な物理量かを示した。
高分子の構造を分類し,制御の対象としてどのような構造があるかを概観すると共に,構造の決定,検出法および構造と物性の関係について平易解説。
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基本的事項の熱的挙動,相転移現象,ガラス転移を説明し,実用に近い分野として高分子溶融体の熱的性質と成形加工を詳述。
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高分子科学に携わる研究者や学生が,光学,オプトエレクトロニクス分野に入るための,またその基礎知識を得るための格好の入門書。